J・J・エイブラムスがメガホンをとった、新たな「スター・トレック」を観てきた。
J・J・エイブラムスのいままでの作品があまり好きではないので、正直いって全く期待はしていなかったのだが、その予想はいい意味で裏切られた。
ここ数年間で観た映画の中では、開始からエンドロールまでがもっとも短く感じた、すばらしい娯楽作品だった。
幼少のころ、SF好きの母親と観た「宇宙大作戦」 でエンタープライズ号の美しい形に魅了され、星間航行する宇宙船はかくあるべし、とインプットされていた私は、小学校高学年の時に放送され、後に大ブームとなった、「宇宙戦艦ヤマト」にはさほど魅了されなかった。
しかし、スタートレックは歴代テレビシリーズを一通りこなし、映画も全部観た。
そんな私は、軽度ではあるものの「トレッキー」の一員と言ってもいいだろう。
スタートレックシリーズの一番の面白さは、緻密に練られた世界観と設定にあると思っている。しかし、ここまで沢山のエピソードが描かれてしまうと、かなり窮屈になってきてて、映画シリーズにしても、テレビシリーズにしても硬直状態になってきていた。
その硬直状態をJ・J・エイブラムスは荒療治で治療してしまった。
しかも、その荒療治によって、いままでのスタートレックを知らない人も楽しめる、大変面白いものに仕上がったというわけだ。
もちろん、往年のファンへのサービスも満載だ。
子ネタの宝庫なので、シリアスなシーンなのに、ニヤニヤしてしまうこと受け合いだ。
そして、新たな five yeat mission の始まりを期待させる、ラストシーンでは涙がでるかもしれない。